腎・透析センター
充実したサポート体制で透析治療を行っています。
腎・透析センターの特徴
済衆館病院は、地域における血液透析を必要とする患者さまの受け入れや、幅広い医療を目指して、平成20年4月8日腎・透析センターを開設いたしました。透析ベッドは42床あります。
地域の基幹病院として、様々な合併症のある患者さまの透析が求められます。外来・入院を問わず必要に応じた専門治療体制の中で透析治療を行っています。透析に対応した療養病棟を同じ階に併設しており、入院患者さまの腎・透析室センターへの移動がスムーズになっています。
透析スペースでは、プライバシーを保ちつつ、透析中も快適に過ごしていただけるよう配慮した設計となっています。インフルエンザなどの感染症対策として個室での透析にも対応できるようになっています。透析を受けられている間、風が体に直接当たらないような空調システムを採用し、空気の清浄化を行いながら快適に湿度と温度を保つことができます。又、優しい明るさの中で快適に透析時間を過ごしていただける工夫をしております。
腎・透析センターご利用について
腎・透析センターご利用にあたり『腎臓内科』の受診が必要です。
腎臓内科では、腎機能を維持し透析療法をなるべく遅らせるよう治療を行っています。
当院の腎・透析センターご利用には腎臓内科の医師(多田将士 医師)による診察が必要となりますので外来担当医表をご確認のうえ受診にお越しください。
急性腎不全から慢性腎臓病の治療を総合的に
各患者さまの病状に適した透析処方を考え、それぞれの病状に応じた至適透析を提供いたします。
一般内科外来と連携し『透析に至る前の慢性腎不全患者さまの治療』『新規の血液透析導入』『血液透析導入を行って間もない方の全身管理』を行います。
今まで透析を行っていなかった患者さまの急性腎不全に対して『急性血液浄化療法』も行います。
通常の血液透析以外にも『長時間透析』『血液透析濾過』『オンラインHDF』『持続的血液浄化療法』『アフェレーシス治療(エンドトキシン吸着、β2ミクログロブリン吸着、白血球除去療法、LDL吸着、免疫吸着)』を行っています。
透析スペースは、輻射式空調設備やパーソナルファンにより風を感じさせない配慮をし、身体への負担の減少を図っております。
また、『透析時の感染症対応個室 2床』を設けています。
『ラウンジ泉』は光庭の見えるゆったりとした待合室です。
シャントトラブル対応や定期検査で異常の早期発見を
必要に応じて『シャント造影』『経皮的血管拡張術』『シャント手術』を行います。
また、定期的に『血液検査』『レントゲン検査』『エコー検査』『CT検査』などを行うことで異常を早期に発見できるように努めています。
腎不全の方がどれくらい体内に過剰に水分がたまっているか、シャントがきちんと機能しているかを評価する新しい機器を導入しています。
制限のある食事療法中でも、食べることが喜びとなるように
入院中の方のお食事は、病状と血液検査データに基づき、制限のある中でも、患者さまの生きる喜びとなる『食べること』を大切にいたします。
健康食にはできるだけ化学調味料を使用せず、自然のだしや旨みで調理し、手作りの温かいお食事を提供しています。
通院の方も快適な生活が送れるよう、食事療法や日常生活など透析患者さまが注意すべき点をスタッフとともに一緒に考え、解決していきます。
詳しくは、診療科・部門(栄養科) をご覧ください。
夜間透析
日々お忙しい方、お仕事をされていらっしゃる方のために、月・水・金曜日の17時から22時までの間で『夜間透析』を行っています。
ご希望の方にはお食事(有料)もご提供しています。
災害にも強い腎・透析センター
腎・透析センターは、災害時に水道水から井戸水へ切り替え可能なシステムを整備しているため、ライフライン遮断時でも透析が可能です。
通院患者さまのみならず、リハビリや介護が必要な長期入院患者さまも広く受け入れています。
医師紹介
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