リウマチ膠原病内科
概要・特色
原因不明の『体の痛み』『関節の腫れ』『発熱や発疹』などは、いわゆる膠原病を疑う症状です。
膠原病とは、体を守るはずの免疫システムに異常が起き、自分自身の体を攻撃してしまう病気の総称です。そのため、全身のさまざまな場所に痛みや腫れ・発熱・発疹といった症状が現れます。関節リウマチは、膠原病の中で最も代表的な病気のひとつです。
対象となる疾患は以下の通りです。
- SLE(全身性エリテマトーデス)
- 皮膚筋炎(多発性筋炎)
- 強皮症(全身性進行性硬化症)
- 顕微鏡的多発血管炎
- 古典的結節性多発動脈炎
- シェーグレン症候群(※1)
- ベーチェット病
- リウマチ性多発筋痛症
- 関節リウマチ(膠原病の中で最も代表的な病気) など
(※1)シェーグレン症候群の確定診断には唾液腺造影が必要となるため、耳鼻科の受診が必要です。
高齢者に多い2つの膠原病
膠原病は比較的若い女性に多いという印象を持たれることが多いですが、以下の2つの疾患は高齢者に多くみられる特徴があります。
- 顕微鏡的多発血管炎
- リウマチ性多発筋痛症
これらの疾患は、『最近からだが重い』『なんとなく朝起きれない』といった曖昧な症状で始まることが多く、適切な医療機関を受診するまでに時間がかかる傾向があります。
特に認知症をお持ちの患者さまの場合、診断がさらに困難になることがあります。
高齢者が受診される際には、ご家族の方が症状の経過や体温、食事量などを記録したメモをご持参いただくと、診療がよりスムーズになります。
いずれの疾患も、ステロイド薬による治療が中心となります。
関節リウマチによく似た疾患
痛風と偽痛風
膠原病ではありませんが、以下の2つの疾患も関節炎を引き起こし、時に歩行困難になるほどの痛みを伴います。
- 痛風
- 偽痛風
痛風は足の親指の付け根に好発し、真っ赤に腫れ上がって歩行困難になることがあります。偽痛風は膝に多くみられますが、頸椎(首の骨)に発症することもあり、首の痛みや可動制限を引き起こすことがあります。
いずれもステロイド薬が非常に効果的です。
医師紹介
専門医等資格
- 日本糖尿病学会糖尿病専門医・研修指導医
- 日本リウマチ学会リウマチ専門医・指導医
- 労働衛生コンサルタント
- 医学博士(名古屋大学/1997年)
専門分野
- 糖尿病
- 膠原病
医療に対する方針・理念
信頼される医療
専門医等資格
- 日本リウマチ学会リウマチ専門医
- 日本腎臓学会腎臓専門医
- 日本内科学会総合内科専門医
- 日本救急医学会救急科専門医
- 日本透析医学会透析専門医
- 日本移植学会移植認定医
- 日本プライマリケア連合学会プライマリケア認定医
- 医学博士(藤田医科大学/2017年)
専門分野
- 一般内科
- 腎臓内科
- 透析科