知っていればその時役立つ話-その3-

48 このたび、抗 (血液サラサラ薬) 血栓薬カードが出来ました マンスリー済衆館だより 希望 第141号(2018年12月号)より 抗血栓薬治療中の方は、ぜひ携帯してください。あなたの身を守ります。 緊急時には「お薬手帳」を持っているとは限らず、現在内服されている血液サラサラ薬(抗血栓薬)の種類 が確認できないこともあります。そのために「抗血栓薬カード」が作成されています。 マンスリー希望2017年6月号・2018年9月号で脳卒中についてお話しいたしました。 脳卒中・心疾患・冠動脈疾患・下肢の血管閉塞などの治療法は2つ。「血栓を溶かす」か「血栓を取り除く」 かです。それらの病気では抗血栓薬治療が必要となりますが、抗血栓薬内服中に脳卒中や事故などの外因性 出血で救急搬送された場合、迅速かつ的確な処置対応が必要となります。 このカードを携帯していただくと共に、ご家族ならびに周囲の方々にも説明していただくと良いでしょう。 この様な治療により、脳梗塞を改善させることが可能となってきましたが、 やはり脳梗塞になってからでは遅い‼予防が第一であるために決められたお薬をキチンと内服しましょう。 そして抗血栓薬カードもお忘れなく。 発症したらすぐカードを持参して病院に‼ その時カードが役立ちます。 急性期脳梗塞と診断されたらすぐに 治療が始まります。 脳梗塞は血管に血栓が詰まった状態です。 状態により、2つの治療に分かれます 急性期脳梗塞 溶かす 取り除く 取り除く カテーテル治療 血栓を溶かす t-PA治療 吸引型 ステント型 t-PAができる方(適応条件) 発症から時間が経つと梗塞巣にある血管がもろくなり、血流を 再開させたときに出血性梗塞を起こす危険があります。 ・発症から4時間30分以内 ・梗塞巣が比較的狭い ・脳出血の既往がない など。 血管内治療が適した方(適応条件) ステント型の場合 ・発症から8時間以内 ・梗塞巣があまり進行していない ・詰まっている血管が直径2mmより太い など。 t-PAを静脈に点滴 全身の血管を循環し、血管を詰まらせて いる血栓に到達する。 血栓を溶かす 血小板の塊にからんで血栓を固めている 「フィブリン」という繊維を溶かす。 再開通 脳梗塞を発症した直後の血栓は溶けやすい。 血流が再開し障害は最小限に。 カテーテルを挿入 マイクロカテーテルを挿入し、 ガイドワイヤーで血栓の遠位まで誘導する。 血栓を絡め取る ステントストラットに血栓を絡めて 取り除く。 血栓を回収する 血栓を絡め取ったステントやワイヤーごと カテーテル内に回収する。 血栓 血栓 t-PA 機械的 血栓除去 公益社団法人日本脳卒中協会 愛知県支部 名古屋市薬剤師会 発行(名古屋市薬剤師会の協力を得て、名古屋市・尾張中部の調剤薬局で配布されています。) 抗血栓薬カード(裏面) 抗血栓薬カード(表面) 日本メドトロニック株式会社 ホームページより引用 発症したらすぐカードを持参して病院に‼ その時カードが役立ちます。 急性期脳梗塞と診断されたらすぐに 治療が始まります。 脳梗塞は血管に血栓が詰まった状態です。 状態により、2つの治療に分かれます 急性期脳梗塞 溶かす 取り除く 取り除く カテーテル治療 血栓を溶かす t-PA治療 吸引型 ステント型 t-PAができる方(適応条件) 発症から時間が経つと梗塞巣にある血管がもろくなり、血流を 再開させたときに出血性梗塞を起こす危険があります。 ・発症から4時間30分以内 ・梗塞巣が比較的狭い ・脳出血の既往がない など。 血管内治療が適した方(適応条件) ステント型の場合 ・発症から8時間以内 ・梗塞巣があまり進行していない ・詰まっている血管が直径2mmより太い など。 t-PAを静脈に点滴 全身の血管を循環し、血管を詰まらせて いる血栓に到達する。 血栓を溶かす 血小板の塊にからんで血栓を固めている 「フィブリン」という繊維を溶かす。 再開通 脳梗塞を発症した直後の血栓は溶けやすい。 血流が再開し障害は最小限に。 カテーテルを挿入 マイクロカテーテルを挿入し、 ガイドワイヤーで血栓の遠位まで誘導する。 血栓を絡め取る ステントストラットに血栓を絡めて 取り除く。 血栓を回収する 血栓を絡め取ったステントやワイヤーごと カテーテル内に回収する。 血栓 血栓 t-PA 機械的 血栓除去 公益社団法人日本脳卒中協会 愛知県支部 名古屋市薬剤師会 発行(名古屋市薬剤師会の協力を得て、名古屋市・尾張中部の調剤薬局で配布されています。) 抗血栓薬カード(裏面) 抗血栓薬カード(表面) 日本メドトロニック株式会社 ホームページより引用

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