知っていればその時役立つ話-その3-

23 医療法人済衆館デイサービスセンター ムクの木が平成28年10月3日にオープンしました マンスリー済衆館だより 希望 第116号(2016年11月号)より なぜ、デイサービスが今、求められているのでしょうか? 日本は世界に類を見ないスピードで高齢化が進展し ており、団塊の世代が75歳以上となる2025年(平成 37年)以降は、医療や介護の需要が一層増加するこ とが見込まれています。そこで国は2025年を目途に、 重度の介護状態となっても、住まい・医療・介護・予防・ 生活支援が一体的に提供され、可能な限り住み慣れ た地域で自分らしい暮らしを人生最後まで続けられる ように地域の包括支援提供体制(地域包括ケアシス テム)の構築を推進しています。また、治す医療から治 し支える医療と言われるようになり、現代における医療 の役割は多岐に及ぶようになりました。 これまで当院は、救急医療を中心に治す医療を主 体に行ってきましたが、これからは地域包括時代に対 応すべく介護保険事業にも積極的に取り組んでおり ます。今年4月には短時間デイケア(通所リハビリ)セ ンターを、5月には訪問看護ステーションを開設しまし た。さらに10月にはデイサービスセンター、ムクの木 をオープンし、在宅介護も支援する体制を整えました。 12月には居宅介護支援事業所を開設する予定で、介 護保険の申請支援、ケアプランの作成といったケアマ ネージメントから通所リハビリ・訪問看護・通所介護の サービスを一体的に提供できる体制が整い、医療・介 護のワンストップサービス(救急から退院・在宅支援ま であらゆる病期に対する切り目の無い医療)への第一 歩を踏み出すことになります。 ところで、デイサービスセンター(通所介護)ムクの木 の目指すところとは 長年住み慣れた地域で、可能な限り生活を続けるこ とができるように利用者様の心身機能の維持、家族の 介護負担を軽減する事等を目的として、日帰りの通い サービスを行います。実際には送迎サービス付きで、 食事、入浴、排泄などの日常生活の介護や、レクリエー ションや機能訓練等を通して、心身機能の維持拡大を 図るサービスを提供いたします。 【利用できる対象者の方とサービスの内容は】 介護保険の要介護認定を受け、居宅介護支援事業 所の居宅介護支援専門員(ケアマネジャー)が作成し たケアプランに基づき、デイサービスセンターが作成し た通所介護計画に沿ったサービスを提供します。 ※要支援の利用者の方は、平成29年度以降は各 市町村が行う総合事業へと移行します。 【ムクの木の特徴】 済衆館デイサービスセンター、ムクの木は二次救急 病院である当院医療機関との併設という特徴を生か し、次の点に力を入れたサービスを提供いたします。 その1 身体の機能への働きかけ、食事・排泄・入浴といった 日常生活動作、調理や掃除などの活動への働きかけ や、社会参加の実現といった参加への働きかけを行 い、バランス良く生活機能を維持できるようにサポート します。デイサービスの機能訓練指導員が理学療法 士・作業療法士等と連携し、利用者様個人に対応した 訓練メニューを作成し実施します。 その2 認知症の利用者様に対して回想療法・作業療法・ク レパスアートなど様々なアプローチを通して、生活障害 を予防すると同時に生活障害が進行しないようにサ ポートします。認知症ケアの研修を受けた介護福祉士 がケアを計画的に実施するプログラムを作成します。 その3 利用者様の病気の状態により食事に制限がある場 合は、病院の管理栄養士が対応した食事メニューをご 用意いたします。 【サービス提供時間】 年末年始を除く毎週月曜日から土曜日の午前9時 20分から午後4時30分までは、デイサービスセンター にてサービスをご提供いたします。なお、送迎に要する 時間はサービス提供時間には含めません。 【サービスのご利用及びお試し利用の申し込み】 デイサービス利用をお考えの方は、無料にて体験を 受け付けております。現に担当のケアマネジャーがみえ る方は、担当のケアマネジャーに相談してください。これ から介護保険のサービスをご検討してみえる方は、最 寄りの居宅介護支援事業所のケアマネジャーに相談し てください。スタッフ一同笑顔でお待ちしております。

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