知っていればその時役立つ話-その3-

14 新病棟完成ごあいさつ マンスリー済衆館だより 希望 第107号(2016年2月号)より 本年2月2日、念願の新病棟が竣工いたしました。 ここに至るまで、大変長い過程でした。お世話になり ました各方面の方々に、厚く御礼申し上げます。 新病棟は西館という名称にし、これに伴ってこれ までの南館の名称を東館と変更いたしました。 西館の構成は、1階がリハビリテーションセンター に加えて、訪問看護及び在宅医療支援を行う部門、 2階が透析30床と併設して医療療養病棟40床、3階 が回復期リハビリテーション50床、そして4階が尾張 地区では3か所目となる緩和ケア病棟20床となって います。 西館の完成で、当院のケアミックス病院としての体 制がほぼ整ったといえます。ケアミックスは、特定の 病棟機能に偏ることなく、病気やけがなどのあらゆ る段階に対応できるような病棟構成が特徴となって います。はじめの治療段階である急性期が2病棟、そ の後のリハビリなどを行う回復期段階の病棟が3病 棟、そして長期に入院せざるを得ない段階を長く過 ごしていただく病棟が2病棟と、各機能の規模がバラ ンスのとれた構成となっています。更に在宅ケアも念 頭に置いた緩和ケア病棟は、今後ますます増えると 予想されるがんの患者さまが、安らかに住み慣れた 地元で過ごすための拠点として機能することを想定 しています。 本館の急性期病棟も本来の機能に特化できるよう になるため、昨年末に導入した現時点で国内最高の 機能をもつCTスキャンの効果とも相まって、救急対 応機能も大幅に向上するものと考えております。 リハビリテーションセンターでは大学と連携して質 の高いリハビリを提供いたします。新規に短時間デイ ケアを導入しましたので、医療でのリハビリが終了し た方でも、必要に応じて一定期間のリハビリを介護 保険で継続することができます。 高度に高められたそれぞれの機能がお互いに密接 に連携することによって、状態が変化しても患者さま が無理をして転院する必要がなく、この住み慣れた 地域で完結した医療が受けられるようになります。 また、西館1階の地域医療連携室では地域の包括 支援センターや近隣の医療・介護機関と連携を行う 拠点が設けられます。医療と介護の切れ目ない支え が、地域の方々が安心して地元で暮らしていくことの 大きな力になります。この部門は、当院としてのこれ からの社会貢献の大切な部分を担っていくこととな るでしょう。がんで在宅療養中であったり重度の障害 のある患者さまに対しては、訪問看護やデイサービス も提供を開始する予定です。 新病棟によって、念願であった「質の高い尾張のスー パーケアミックス病院」としての体制が完成しまし た。地元の基幹病院として、地域の皆様の一層のお 役にたてるよう、職員一同、「愛と誠意」を持ってレ ベルアップに努めてまいります。今後とも皆様のご指 導、ご理解を心よりお願いいたします。 2016年3月(予定) 済衆館病院の新病棟(西館)が オープンいたします。 新病棟(西館)オープンにより一層充実する機能 <病棟構成 全360床> 急性期病棟 57床 急性期病棟 51床 薬剤・OPE室など 外来(内科・外科・眼科など) 健診・ドックセンター 4階 3階 2階 1階 緩和ケア病棟 20床 回復期リハビリ病棟 50床 療養病棟 40床 腎・透析センター リハビリテーションセンター/デイケア/ 訪問看護ステーション/在宅医療サポートセンター・ 中核センター/地域医療連携室 本館 東館 西館 東館 西館 回復期リハビリ病棟 38床 地域包括ケア病棟 48床 療養病棟 56床 外来(歯科口腔外科) デイサービス 緩和ケア病棟 20床 1 腎・透析センター 30床 本館 3 リハビリテーションセンター 900㎡ リハビリテーションセンター 2 緩和ケア病棟イメージ図 腎・透析センターイメージ図 リハビリテーションセンター イメージ図

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